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技術・サービス
【カメラ部品】ブラケット・機構部品の精密射出成形 | ポリカーボネート製|金型製作から量産まで
タイ国内においてカメラ用内部機構ブラケットや微細な意匠カバーといった精密部品調達に際して、安定した品質管理と供給力を有する現地サプライヤーの存在は限られています。ハッカイ・プレシジョン(タイランド)は、アユタヤ工場において金型設計・製作から、ポリカーボネートをはじめとする精密射出成形、そして組立までをカバーする一貫体制を提供します。
目次
- タイアユタヤ工場での一貫製造体制と大塚グループの信頼基盤
- カメラ部品・機構部品の成形対応範囲と素材対応力
- 試作から量産立ち上げまでの流れ・ご相談方法
- よくある質問(FAQ)
タイアユタヤ工場での一貫製造体制と大塚グループの信頼基盤
- 大塚ホールディングスグループによる強固な経営・財務安定性
大手日系メーカーが海外現地で新規サプライヤーを評価・選定する際、企業の財務健全性や長期的な供給の安定性は、最も厳格に審査される項目の一つです。当社は2023年10月末に大塚化学株式会社の完全子会社となり、連結売上高約2.3兆円、世界に174のグループ会社を擁する大塚ホールディングスのグループ企業となりました。これにより、長期にわたる開発プロジェクトや大規模な量産投資が必要なカメラ部品調達においても、お客様に揺るぎない信頼性と確実な事業継続性を提供することが可能となっています。
- 金型設計から成形・組立まで同一拠点内で管理する一貫生産ライン
高精度な嵌合(かんごう)が要求される内部ブラケットの調達において、金型製作と成形工程が異なる会社に分かれていると、成形時に生じる寸法ズレや反りが発生した際の原因特定が難しく、開発リードタイムが長期化します。当社では、金型の設計・製作から、成形、そして組立にいたる全工程をタイ現地アユタヤ工場内に完備しています。成形プロセスで課題が生じた場合でも、金型部門と成形部門が同一工場内で直接ディスカッションを行い、修正加工を現地で即座に行える体制を確立しています。これにより、金型を日本へ送り返して調整するような時間的ロスをなくし、開発スケジュールを短縮できます。
- 日本人技術者常駐による確実な品質管理と現地での日本語仕様調整
海外ローカル企業への委託の際、細かな意匠要求や微細な寸法公差のニュアンス、日本の品質基準が正しく伝わらず、試作サンプルの手直しを繰り返すケースは珍しくありません。当社アユタヤ工場には日本人技術者および管理者が常駐しており、お客様の調達・設計担当者様と日本語で直接、詳細な技術仕様の打ち合わせを行うことができます。日本の本社(hakkai株式会社)が培ってきた精密金型・成形技術と同等の厳しい管理プロセスをアユタヤ工場内でも徹底しています。これにより、タイにいながら日本のマザー工場と変わらない基準での迅速な仕様調整と、確実な寸法精度・外観品質を維持できます。
- IATF16949品質規格に準拠した管理と水害・エネルギーBCP対策
精密光学機器の部品調達では、厳格な品質管理基準への適合と、不測の災害時にも稼働を止めないサプライチェーンの構築(BCP)が重要視されます。当社は車載部品の厳格な品質管理に対応する国際規格「IATF16949」認証を2018年3月に取得し(ISO9001/14001も取得済)、日々の製造ラインで管理を標準化しています。さらに、2011年のタイ大洪水の教訓から、受電設備のかさ上げなど徹底した浸水対策を施し、2021年には工場の屋根に大規模な太陽光発電パネル(ソーラーシステム)を設置しました。自然災害やインフラの不安定要因に対して強固な自社BCP体制を構築し、持続可能なグリーン製造体制での安定供給を可能としています。
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カメラ部品・機構部品の成形対応範囲と素材対応力
- カメラ用プラスチック部品の受託製造仕様
当社は、型締力15tから100tまでの精密射出成形機を使用し、デジタル一眼レフやミラーレスカメラ向けの各種機構ブラケットおよび外装意匠カバーの成形に対応しています。
項目 | 当社対応仕様 |
対応型締力レンジ | 15t 〜 100t |
主要事業領域 | 精密プラスチック成形、金型設計・製作、巻線(コイル)製造、組立 |
対応成形工法 | 精密射出成形、インサート成形、アウトサート成形 |
生産対応ロット | 単品・試作(1個)〜 累積数千万個規模の量産成形に対応 |
工場稼働率状況 | 約42%(十分な余剰生産スペースを保有。緊急の移管や増産対応が可能) |
主なターゲット分野 | カメラ(デジタルカメラ向け実績多数)、自動車、データセンター、家電・温水洗浄便座、HDD |
取得規格・公認資格 | BOI(2005年2月認可)、IATF16949、ISO9001、ISO14001 |
- 複雑形状のブラケットにおけるポリカーボネート精密成形
カメラ内部の駆動ユニットや光学部品を固定するためのブラケット(土台部品)には、衝撃耐性や機械的強度、寸法安定性に優れるポリカーボネート(PC)樹脂が頻繁に使用されます。しかし、ポリカーボネートは熱収縮率のコントロールが難しく、成形品に反りやひずみ、ウェルドラインが発生しやすい難成形材でもあります。当社では、流動解析ソフトウェア「MOLDEX 3D 2024」を活用し、金型を製作する前の段階で、適切なゲート位置の設定や充填圧力のシミュレーションを行い、反りやショートショット(未充填)を未然に防ぐ金型設計を行います。この事前検証と精密な保圧制御技術により、歪みの極めて少ない、高い寸法精度と平面度を備えた内部ブラケットを安定して供給します。
- 極小外観部品(ネジ穴カバー等)におけるエラストマー成形とシボ加工
カメラの意匠性を高める外装面において、ネジ穴を隠すための極めて小さな蓋(ネジ穴カバー部品)などの成形には、しなやかな質感を持ちながら高精度な寸法コントロールが要求される「エラストマー樹脂」や「ポリアセタール(POM)」が選定されます。これらの外観意匠部品には、手に馴染む均一なシボ加工(テクスチャ仕上げ)や、肉眼では捉えにくい極小かつ複雑な抜け止めのフック形状が必要です。当社では、微細な加工が可能な金型放電加工機や研削機を用いて精密にシボ・微細形状を彫り込んだ金型を自社内で製作しています。バリの発生を極限まで抑える金型精度により、後工程での手修正が不要で、組み込み時にぴったりとフィットする精密外観カバー部品の量産を可能とします。
試作から量産立ち上げまでの流れ・ご相談方法
タイ現地でのスムーズな技術打ち合わせ・立ち上げの流れ
既存サプライヤーでの生産能力不足や品質課題により、タイ現地におけるセカンドソースの確保や新規調達ルートの構築をお考えの際、当社はスムーズな移行・立ち上げプロセスを提供します。
- 仕様検討・お打ち合わせ: タイのアユタヤ工場にて、常駐する日本人エンジニアが図面データ(3D CAD/2D図面)を基に日本語で直接仕様をお伺いします。日本に図面を戻してやり取りする手間がなく、現地で直接仕様決定が行えます。
- 流動解析シミュレーション: 金型設計時には、MOLDEX 3Dによる事前シミュレーションを行い、ポリカーボネートの収縮傾向やウェルドライン、ガス溜まり位置を徹底検証。最適なゲート位置とガス逃げ形状を設計段階で金型図面に織り込みます。
- 金型製作・試作成形: 自社金型加工エリアにて成形研削盤やマシニングセンタを用いて金型を製作し、同一工場内の成形機にて素早く試作成形を実施。金型の修正や寸法調整はすべて現地の自社内で迅速に行います。
- 寸法測定・承認評価: 三次元測定機や画像寸法測定器などの高精度な測定環境(恒温室)にてミクロン単位の寸法公差を保証し、詳細な測定レポートとともに評価用サンプルをお届けします。
- 量産立ち上げとBCP対応: 当社工場は現在稼働率約42%であり、量産ラインの構築に向けた十分な生産余力を保有しています。中国など他国からの急な生産移管案件や、お客様の急速な増産スケジュールに対しても、スムーズな受け入れ体制を提供します。
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よくある質問(FAQ)
Q1. タイ国内に組み立て拠点を持つ大手カメラメーカーとの取引実績はありますか?
A1. はい、ございます。タイ国内に生産拠点を持つ大手カメラメーカー様から、一眼レフやミラーレスカメラ向けのブラケットをはじめとする内部機構部品や、外装意匠ネジ穴カバーなどの極小精密部品を昨年末から今期にかけ、非常に多くのお引き合い・ご注文をいただき量産しています。
Q2. ポリカーボネート成形時のひずみや反り、強度のばらつきについて、金型側での提案は可能ですか?
A2. はい、可能です。当社では、設計段階で「MOLDEX 3D 2024」流動解析を用いて、応力集中や冷却時の温度分布を検証します。その解析結果に基づき、反り変形を極小化する補強形状の提案や最適な冷却管の配置を施した精密金型を自社設計・製作いたします。これにより、金型を一度も削り直すことなく、寸法を満たす精密成形品を立ち上げることが可能です。
Q3. 他社で製作した古い金型を当社に持ち込んで、タイ工場で成形のみを委託することは可能ですか?
A3. はい、既存金型の移管成形も承っております。金型移管の際には、当社の日本人技術者が金型の状態やメンテナンス履歴を確認させていただき、必要に応じてアユタヤ工場の金型修理部門で修復・調整を行った上で、型締力15t〜100tの射出成形機を用いて、安定した量産成形ラインを立ち上げます。
Q4. 新規取引を開始するにあたり、企業の経営基盤や財務状態、またはBOIや品質認証の取得状況を監査することは可能ですか?
A4. はい、大歓迎です。当社は大塚ホールディングスグループの大塚化学株式会社の100%子会社であり、極めて透明で健全な財務・経営基盤を有しています。また、2005年2月にBOI認可、2018年3月に自動車産業向けの品質規格「IATF16949」認証を取得し維持しています。工場見学や監査につきましては、日本人の管理者・技術者が日本語にて対応いたしますので、ぜひお声がけください。
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