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中国向け輸出のレンタルパレット|積み替え作業を削減し、日中間でパレットを循環
株式会社ファイントゥデイでは、中国向け製品輸送にJPRのPT-11型レンタルパレットを採用しています。日本国内で使用しているパレットをそのまま中国向け輸出にも利用することで、輸出時に行っていたパレットの積み替え作業を削減。丸紅ロジスティクス株式会社を含む企業間の連携により、日本と中国の間でパレットを循環利用する仕組みを構築しています。
目次
- 日本国内と中国向け輸出で異なっていたパレット運用
- 輸出時の積み替え作業が物流の課題に
- 国内用PT-11型をそのまま中国へ
- 積み替え削減による効果
- 日中間でパレットを循環させる仕組み
- 安定運用に欠かせない企業間の連携
- JPRができること
- よくある質問(FAQ)
- 用語解説
日本国内と中国向け輸出で異なっていたパレット運用
株式会社ファイントゥデイは、2021年に資生堂からパーソナルケア事業を引き継いで誕生した企業です。
日本国内の物流では、以前からJPRのPT-11型レンタルパレットを使用し、生産拠点から納品先までパレットに製品を載せたまま輸送する一貫パレチゼーションを行っていました。一方、中国向けの輸出では、日本国内とは異なる使い捨てパレットを使用していました。
そのため、中国へ輸出する際には国内用パレットから使い捨てパレットへ製品を積み替え、中国到着後はそのパレットを廃棄するという運用が必要でした。
輸出時の積み替え作業が物流の課題に
ファイントゥデイでは、年間およそ60,000パレット分の製品を中国へ輸出しています。
従来の運用では、輸出時に製品を使い捨てパレットへ積み替えるだけでなく、荷崩れ防止のためのフィルムも巻き直す必要がありました。こうした作業には、1パレットあたり最大5分を要していました。
物流の2024年問題への対応や環境負荷低減が求められるなか、輸出時の作業負担と使い捨てパレットの廃棄をどのように減らすかが課題となっていました。
国内用PT-11型をそのまま中国へ
この課題に対し、JPRと丸紅ロジスティクスから提案されたのが、日本国内で使用しているPT-11型レンタルパレットを、そのまま中国向け輸出にも使用する方法です。
国内物流と国際物流でパレットを分けるのではなく、生産拠点で製品を積載したPT-11型を中国まで継続して使用することで、輸出時のパレット交換を不要にしました。
これにより、日本国内から中国まで、同じ規格のパレットを使った一貫した輸送が可能になりました。
積み替え削減による効果
PT-11型レンタルパレットへの切り替えによる大きな効果の一つが、輸出時に行っていた積み替え作業の削減です。従来は1パレットあたり最大5分かかっていた積み替えとフィルムの巻き直しが不要となりました。
年間約60,000パレットを中国へ輸出するファイントゥデイの場合、理論上、最大5,000時間のトラックドライバーの荷待ち時間削減に相当します。
さらに、中国で使い捨てパレットを廃棄する必要がなくなるため、物流現場の作業効率化だけでなく、物流資材の廃棄削減にもつながっています。
日中間でパレットを循環させる仕組み
今回の取り組みのポイントは、中国まで運んだPT-11型レンタルパレットを使い切りにせず、日中間で循環利用していることです。
国際物流でレンタルパレットを継続的に運用するためには、日本から中国へ出ていくパレットと、中国から日本へ戻ってくるパレットの物量をバランスさせる必要があります。
そこで今回の取り組みでは、ファイントゥデイを含む複数の荷主企業の輸出入を組み合わせることで、日中間でPT-11型を循環利用できる環境を整えました。
また、丸紅ロジスティクスが中国でのパレットデポ運営やスキーム構築を担うなど、各社が連携して国際間でのパレットラウンドユースを支えています。
安定運用に欠かせない企業間の連携
国際間でレンタルパレットを利用するうえでは、パレットが必要なタイミングで安定して供給されることも重要です。
ファイントゥデイでは、今回のプロジェクトにおいてパレットの安定供給を重要なポイントの一つとしていました。
一方、パレットの品質については、日本国内ですでにPT-11型を使用していた実績があり、同じパレットを国際輸送にも使用できることがメリットとなりました。
荷主企業、物流企業、JPRがそれぞれの役割を担いながら連携することで、国内物流と国際物流をつなぐパレット循環の仕組みを実現しています。
JPRができること
ファイントゥデイの事例では、日本国内で使用しているJPRのPT-11型レンタルパレットを中国向け輸出にも活用することで、輸出時の積み替え作業を削減しました。
さらに、複数企業の輸出入を組み合わせることで、日本と中国の間で同じパレットを循環利用する仕組みにつなげています。
JPRでは、レンタルパレットの提供だけでなく、荷主企業や物流事業者との連携を通じて、パレットの共同利用や循環利用による物流効率化を支援しています。
タイをはじめとするアジア各国と日本の間でも、輸出入時のパレット積み替えやワンウェイパレットの廃棄、国際物流におけるパレット運用に課題をお持ちの場合は、輸送ルートや物流条件に応じた活用方法をご相談いただけます。
※国際間のパレット運用についてお困りのことがございましたら、以下のお問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。
よくある質問(FAQ)
Q: 日本国内で使用しているレンタルパレットを海外輸出にも利用できますか?
A: 輸送ルートや運用条件によっては可能です。ファイントゥデイの事例では、日本国内で使用しているJPRのPT-11型レンタルパレットを、そのまま中国向け輸出にも使用しています。
Q: 同じパレットを使用すると、どのようなメリットがありますか?
A: 国内用パレットから輸出用パレットへの積み替えを削減できるため、荷役作業やドライバーの待機時間削減につながります。また、ワンウェイパレットの廃棄削減も期待できます。
Q: 海外へ輸出したレンタルパレットはどうなりますか?
A: 本事例では、複数荷主の輸出入を組み合わせることで、日本と中国の間でPT-11型レンタルパレットを循環利用しています。
Q: タイと日本の輸出入でもレンタルパレットを利用できますか?
A: 輸送ルート、製品、物量、パレットの運用方法などによって条件が異なります。国際間でのパレット利用をご検討の場合は、JPRへ個別にご相談ください。
用語解説(Keywords)
- PT-11型レンタルパレット: JPRが提供する1,100mm×1,100mmサイズのレンタルパレット。日本国内で広く利用されているパレット規格です。
- 一貫パレチゼーション: 出発地でパレットに製品を積載し、途中で積み替えることなく、パレットに載せたまま目的地まで輸送する方法。
- ワンウェイパレット: 基本的に一度の輸送で使用を終えるパレット。輸送先で廃棄・処理される場合があります。
- パレットラウンドユース: パレットを一方向の輸送だけで使用するのではなく、複数の輸送や荷主間で循環させ、繰り返し利用する仕組み。
- パレットデポ: レンタルパレットの保管、回収、供給などを行う物流拠点。
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