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日本向け輸出のレンタルパレット|ワンウェイパレットの廃棄・保管負担を削減
台湾の遠東新世紀股份有限公司(FENC)は、日本向けPETボトル用プリフォームの輸送にJPRのレンタルパレットを採用しています。使い捨てパレットから循環利用型のレンタルパレットへ切り替えることで、日本側で発生していたパレットの保管・廃棄の課題を解消し、国際物流の効率化と環境負荷低減につなげています。
目次
- 台湾から日本へのプリフォーム輸送
- ワンウェイパレットで発生していた課題
- JPRレンタルパレット導入の仕組み
- 導入による効果
- 海上輸送での「荷滑り」対策
- JPRができること
- よくある質問(FAQ)
- 用語解説(Keywords)
台湾から日本へのプリフォーム輸送
遠東新世紀股份有限公司(FENC)は、台湾の紡績・樹脂製品メーカーです。日本の飲料メーカー向けに、PETボトルの原材料となる樹脂や「プリフォーム」を供給しています。
プリフォームとは、PETボトルになる前の試験管のような形状をした成形品です。日本到着後にブロー成形することでPETボトルとなります。
完成した空のPETボトルより容積が小さい状態で輸送できるため、物流効率の面でもメリットがあります。
ワンウェイパレットで発生していた課題
遠東新世紀では、以前は木製パレットを使用していました。しかし、木製パレットには虫害や木屑などの異物混入リスクがあるため、プラスチック製のワンウェイパレットへ変更しました。
一方、ワンウェイパレットは輸送後に繰り返し利用できず、日本側の飲料メーカーで使用済みパレットが発生します。
そのため、
- 使用済みパレットの保管スペースが必要
- 廃棄・処理の手間が発生
- 廃棄に伴うコストが発生
- 環境負荷低減の観点でも改善が必要
といった課題がありました。
JPRレンタルパレット導入の仕組み
導入のきっかけは、日本側の飲料メーカーからの提案でした。
同社では日本国内の製品輸送ですでにJPRのレンタルパレットを利用しており、台湾から輸入するプリフォームについても、同じ仕組みを活用できないかという話が持ち上がりました。
この提案を受け、遠東新世紀はJPRと具体的な運用方法について検討を開始。2016年の相談を経て、2017年から台湾―日本間のプリフォーム輸送にレンタルパレットを導入しました。
台湾からプリフォームを積載して日本へ輸送した後、パレットを廃棄するのではなく、そのまま日本国内の物流で再利用できることが大きな特徴です。国際輸送と日本国内の物流をつなげることで、パレットを循環利用する仕組みを構築しています。
導入による効果
レンタルパレットへの切り替えにより、日本側で課題となっていた使用済みパレットの保管・廃棄問題を解消することができました。さらに、台湾から輸送されてきたパレットを日本国内の製品輸送にそのまま使用できるため、JPRから新たにパレットを供給するための輸送コスト等の低減にもつながっています。
つまり、台湾 → 日本への製品輸送で使用したパレットを、日本国内の物流へそのまま循環させる仕組みです。使い捨ての物流資材を減らすだけでなく、パレットそのものを輸送するための物流も効率化できます。
海上輸送での「荷滑り」対策
レンタルパレットの導入にあたっては、海上輸送特有の揺れへの対応も必要でした。プラスチック製パレットは、積載条件によっては荷物が滑りやすく、輸送中に段ボールケースがずれることで、ケースが傷んだり荷崩れにつながったりする可能性があります。
そこで遠東新世紀では、フィルムや紐を使って積荷を補強し、事前にテスト輸送を実施。安全に輸送できることを確認したうえで、本格運用へ移行しました。
運用開始後は、輸送品質だけでなく、必要なパレットを安定して確保するための数量管理も重要になります。導入当初は、管理システムへの入力方法などを現場へ周知し、JPRのサポートを受けながら運用体制を整えていきました。
現在は出荷計画に合わせて必要数量を調整しています。海上輸送では天候などによってスケジュールが変動することもあるため、安定した運用には、遠東新世紀とJPRの継続的な情報共有が欠かせません。
JPRができること
遠東新世紀の事例では、台湾から日本への輸送にJPRのレンタルパレットを活用することで、輸送先で発生していたワンウェイパレットの保管・廃棄負担を軽減しました。
さらに、日本へ到着したパレットを国内物流で継続して利用することで、国際輸送と日本国内の物流をつなぎ、パレットを循環させる仕組みを実現しています。
JPRでは、こうした国際間でのパレット共同利用を通じて、パレットの保有・回収・廃棄にかかる負担を抑えながら、物流の効率化と資材の有効活用を支援しています。
タイをはじめとするアジア各国から日本へ輸出する企業においても、ワンウェイパレットの廃棄や保管、パレット管理に課題がある場合、輸送ルートや運用条件に応じたレンタルパレットの活用をご提案できます。
※国際間のパレット運用についてお困りのことがございましたら、以下のお問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。
よくある質問(FAQ)
Q: 海外から日本への輸送でもレンタルパレットを利用できますか?
A: はい。JPRでは国際間でパレットを循環利用する仕組みを提供しています。遠東新世紀の事例では、台湾から日本へのプリフォーム輸送にレンタルパレットを利用しています。
Q: 日本到着後のパレットはどうなりますか?
A: 日本側で廃棄するのではなく、日本国内の物流で引き続き利用できます。これにより、ワンウェイパレットで必要だった保管や廃棄の負担を軽減できます。
Q: プラスチックパレットで海上輸送する際の注意点はありますか?
A: 積荷や輸送条件によっては、船の揺れによる荷滑りへの対策が必要です。本事例ではフィルムや紐で補強し、事前にテスト輸送を行って安全性を確認しています。
Q: タイから日本への輸出にも同じ仕組みを利用できますか?
A: JPR (Asia) Co., Ltd.では、アジア・パレット・プール(APP)を通じて国際間パレットレンタルを展開しています。輸送ルートや数量などの条件については個別にご相談ください。
用語解説(Keywords)
- ワンウェイパレット: 基本的に一度の輸送で使用を終えるパレット。輸送先で廃棄や処理が必要になる場合があります。
- リターナブル物流: パレットや容器などの物流資材を使い捨てにせず、回収・再利用する物流方式。
- プリフォーム: PETボトルになる前段階の成形品。加熱後、ブロー成形することでPETボトルになります。
- アジア・パレット・プール(APP): アジア地域でパレットを共有・循環利用するJPRの国際間パレットレンタルネットワーク。
※国際間のパレット運用についてお困りのことがございましたら、以下のお問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。
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