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布へのパッド印刷とは|エンジニアが知っておきたいタグレス印刷の原理
2026-09-25
タイのアパレル業界では、ブランドタグがかゆみや肌への刺激を引き起こすため、着用者がタグを切り取ってしまうことがあります。これは、ブランドの認知が低下する大きな要因です。この問題は、タグを使用せずに生地へ直接印刷するタグレス方式のパッド印刷によって解決できます。滑らかな肌触りと耐久性を備えた印刷が可能です。着用時の快適性を高めながら、ブランドのシンボルをできるだけ長く残す方法をお探しではありませんか。
目次
- 肌への刺激を引き起こす従来のサイズタグ縫製の制約
- 生地へのロゴ直接印刷による紙と熱転写フィルム廃棄物の削減
- 布への印刷における鋼版とシリコーンパッドの性能
- Tokuabe Thailandがブランドをサポートできること
- よくある質問
- 本記事を理解するためのキーワード
■ 肌への刺激を引き起こす従来のサイズタグ縫製の制約
従来のアパレル業界では、衣服の襟の後ろに縫い付けられたサイズタグが、着用者の肌に刺激やかゆみを引き起こすことがあります。特にタイの高温多湿な気候では、この問題が起こりやすくなります。その結果、多くの顧客がブランドタグをすぐに切り取ってしまい、ブランドが継続的に認識される機会を失うことになります。タグレス方式のパッド印刷へ切り替えることは、この問題を効果的に解決するための重要な方法です。
■ 生地へのロゴ直接印刷による紙と熱転写フィルム廃棄物の削減
現在使用されているブランド表示の印刷方法には、熱転写など、熱を使ってデザインを転写するためにプラスチックフィルムや剥離紙を必要とする方式があります。この工程では、生産工場で多くの廃棄物が発生します。一方、タグレス印刷用のパッド印刷では、生地の繊維構造へ直接インキを印刷します。そのため、熱転写用のフィルムから生じる廃棄物と、生産工程で使用する熱を削減し、繊維産業における持続可能性と環境への配慮を実質的に促進できます。
■ 布への印刷における鋼版とシリコーンパッドの性能
生地は柔軟性があり、プラスチック表面のように滑らかではありませんが、高品質な装置を選択することで、印刷デザインの均一性を保つことができます。当社のSタイプ鋼版は、深さの公差が±2ミクロンという高い精度で保証されており、インキを均一に供給して、鮮明な線を印刷するのに役立ちます。適切な形状のシリコーンパッドと、適度に調整された印刷圧力を組み合わせることで、ロゴデザインやサイズ情報を、歪みや位置ずれを起こさずに生地へ鮮明に転写できます。
以下の表は、生地の種類に応じて調整する必要がある主な変数をまとめたものです。
パラメーター | コットン | ポリエステル | スパンデックス/ストレッチ生地 |
インク吸収性 | 高い — 繊維にインクがよく浸透する | 低い — 表面が滑らかでインクを吸収しにくい | 変動しやすい — 生地が常に伸縮する |
推奨インク | 2液型インク+硬化剤 | 特殊密着インク | 伸縮性インク |
パッド硬度 | 8–12 | 10–15 | 5–8 |
クリシェ深度(版深度) | 通常より浅め | 標準 | テスト結果に応じて調整 |
主なリスク | インク量が多すぎると、印刷膜が厚くなる | インクが密着せず、剥がれやすい | 生地を引っ張った際に印刷柄がひび割れる |
■ Tokuabe Thailandがブランドをサポートできること
Tokuabe Thailand Co., Ltd.は、日本本社が60年以上にわたって蓄積してきた技術と知識を活用し、衣料品メーカーやブランドをサポートしています。タイでは、高精度な鋼版、さまざまな形状の耐久性に優れたシリコーンパッド、さらに試験室での実印刷テストまで、一連のサービスとソリューションを提供しています。実印刷テストでは、生地ごとの特性に合わせてインキの密着性を確認し、印刷品質を管理することで、工業生産を開始する前に基準を満たさない印刷が発生することを防ぎます。
※詳細については、本記事に添付されているPDFファイルをダウンロードするか、下記のフォームからお問い合わせください。
■ よくある質問
Q1:タグレス印刷は、ブランドタグが切り取られる割合をどのように減らしますか。
A1:タグレス印刷では、襟元にプラスチック製や織物製のタグを縫い付けず、ロゴを生地へ直接印刷します。肌への当たりが快適になり、かゆみや刺激が生じにくくなるため、顧客がタグを切り取る必要がなくなります。その結果、ブランドロゴを衣服に長期間残すことができます。
Q2:生地へのパッド印刷では、どのような問題に注意する必要がありますか。
A2:重要なのは、印刷インキの均一性と鋼版の深さを管理することです。布の繊維はプラスチックよりも吸収性が高いため、公差がわずか±2ミクロンの高品質なSタイプ鋼版を使用することで、インキ溝の深さを均一に保ち、インキのにじみや印刷欠けが発生する可能性を抑えられます。
Q3:布への印刷に使用するシリコーンパッドの寿命は、印刷圧力によって変わりますか。
A3:はい。シリコーンパッドの寿命は、主にワークの形状ではなく印刷圧力によって決まります。印刷圧力が強すぎると、パッドの寿命が短くなります。また、インキに含まれる溶剤の化学的作用が強い場合も、シリコーンの劣化が早まります。
■ 本記事を理解するためのキーワード
- タグレス(Tagless) : 襟元に縫い付けるラベルの使用を減らし、ロゴやサイズ情報を生地へ直接印刷する方法
- 鋼版(Steel Cliché) : シリコーンパッドへデザインを転写するためのインキを保持する、均一な深さの溝が加工された鋼製の版
- シリコーンパッド(Silicone Pad) : 鋼版からインキを吸着し、ワークや生地へ押し当てて転写する、柔軟性の高いシリコーンゴム製パッド
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