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技術・サービス
金型・工具の寿命を「10倍」に。コーティングの限界を超える表面改質「α処理®」
はじめに
「金型のメンテナンス頻度を減らしたい」
「コーティングをしても、すぐに膜が剥がれて長持ちしない」
「オイルレスで摺動性を上げたいが、寸法は変えられない」
もし、製造現場でこのような課題を抱えているなら、材料や設計を変更する前に、もう一つ試すべき手段があります。
それが、不二製作所が開発した独自の表面改質技術「α処理®(アルファ処理)」です。
今回は、従来のショットピーニングとは一線を画すこの技術が、なぜ金型や工具の寿命を劇的に延ばせるのか、その「数値的根拠」と、リスクなく導入するためのステップをご紹介します。
α処理®とは何か?
α処理®は、独自のエアーブラスト技術を用いて、金属表面に「微細なテクスチャ(凹凸)」と「ナノレベルの結晶組織」を同時に形成する特許技術です 。
単に表面を荒らすのではなく、金属の最表層を改質することで、以下の3つの効果を同時に付与します。
1. 強度と靭性の両立(耐摩耗性UP)
ワークの最表層をナノ結晶化(結晶粒径 100〜300nm)させることで、表面の硬度を飛躍的に高めます。
例えば、SKD11材では未処理品に比べて表面硬度が約40%向上、NAK80材では約30%向上するというデータが出ています。
2. 摺動性の向上(滑りを良くする)
表面に形成された微細なマイクロテクスチャが、接触面積を減らし摩擦抵抗を低減します 。また、この凹凸が「油溜まり(オイルポケット)」の役割を果たし、潤滑油の保持能力を高めることで、摩耗や焼付きを抑制します 。
3. エッジを「ダラさない」圧倒的な寸法精度
一般的なショットピーニングは、角(エッジ)を丸めてしまう「ダレ」が発生しがちですが、α処理は極めて微細なメディアを使用するため、エッジ形状を維持したまま処理が可能です 。
【検証データ:NAK80材のエッジR変化】
・ 処理前:R 9µm
・ α処理後:R 9.7µm(ほぼ変化なし)
・ 従来微粒子ピーニング後:R 29.6µm(大きくダレる)
この通り、精密な金型のパーティングラインや、切削工具の刃先にも安心して適用できます。さらに、DLCやクロムめっき等の硬質被膜の上から処理を行っても膜が剥離しないため、コーティングの延命対策としても有効です。
採用事例:寿命延長の具体的成果
タイ国内の自動車、電子部品業界でも、以下のような改善事例が増えています。
・ 精密プレス金型(ダイ): 寿命が10倍以上に伸長 。
・ 精密駆動部品: 耐久性が5倍以上向上 。
・ 切削工具: 耐久性が60%以上向上。難削材加工時の溶着を抑制 。
・ ゴム金型: 離型性の向上により、成形品のキズやちぎれを抑制。離型剤不要での量産を実現
・ 樹脂金型: 入れ子の寿命が10倍以上に。スクリューへの汚れ付着も軽減。
※以上の数値は条件にによって異なります。
まずは「テスト加工」で効果を実感してください
「本当に効果があるのか、自社のワークで確認したい」
「装置を導入する予算やスペースはすぐには確保できない」
そんな時は、FUJI BLASTECH (THAILAND) CO., LTD.のテスト加工をご利用ください。
導入のステップ
1. お試し(テスト): まずはタイ・サムットプラカンのデモセンターへお問合せ、ワークをお持ち込みください。専門スタッフが最適な条件で処理を行います。
2. 実証: 実際のラインで寿命や品質をご確認ください。
3. 選択: 効果に納得いただければ、必要な時だけ依頼する「受託加工(Job Shop)」もしくは量産用「専用装置の導入」 をご検討いただけます。
カタログダウンロード・お問い合わせ
現在の金型や工具の寿命、摺動性に課題をお持ちの方は、ぜひ資料をご覧ください。
下記のリンクより、詳細な技術カタログのダウンロードや、無料テスト加工のお申し込みが可能です(詳細要相談)。
[ α処理のカタログをダウンロードする ]
[ テスト加工・受託加工について相談する ]
お問い合わせをお待ちしております。
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