沿革
創業
当社は1947年(昭和22年)、戦後間もない時代に理化学機器の製造を目的に創業しました。
まだ焼け野原が広がる大阪の地に5坪ほどの作業小屋を建て、そこからさまざまな挑戦をスタートさせました。
成功や失敗を繰り返し、喜びや悲しみ、辛苦を味わい、一歩一歩、成長してきました。
理化学機器で培った技術をもとに、〈環境試験機器〉へと大きく舵をとったのは創業から10年後のことです。
日本ではまだ「環境試験」という言葉もない時代。
「ひと味違うことを、ひと足早く」を合い言葉に、環境試験器の第一号を作り上げました。
この精神は〈プログレッシブ(進取的)〉というアイデンティティとなって、あらゆる場面でエスペックの活動を支えています。
1947年 初代社長田葉井五郎、専務田葉井敏雄、2代目社長小山栄一らが、科学機器の製造を目的として、現本社所在地にて創業。
1954年 株式会社田葉井製作所に改組。
1960年 わが国で初めて環境試験器の開発に着手。
1966年 全国代行店制度を組織、全国の販売網を確立。
1967年 大阪大学医学部附属病院にわが国初の本格的な高気圧酸素治療室(PHC-50)を完成。
1968年 昭和43年度中小企業研究センター賞全国表彰を受賞。
1969年 プラチナスシリーズ(低温恒温恒湿器・低温恒温器)を発売。
1972年 業界で初めての2年・5000時間の長期保証体制を実施。(プラチナスシリーズ)
1974年 福知山工場の第一期工事を竣工。
1975年 株式会社タバイエンジニアリングサービスを設立。
1977年 福知山工場の第二期工事竣工、そして生産部門の関係会社を3社設立。
1978年 品質保証体制の確立を目指して、品質保証部を発足。
1979年 福知山工場の第三期工事を竣工。
本社に業界初の大型ショールームを開設。
1980年 初代社長 田葉井五郎の死去に伴い、代表取締役専務小山栄一が代表取締役社長に就任。
1981年 本格的CI計画を開始。
1983年 タバイエスペック株式会社に社名変更。
新本社ビル完成。
大阪証券取引所第二部へ上場。
ESPEC CORP.(現:ESPEC NORTH AMERICA, INC.)を設立。
1985年 科学万博「つくば''''85テクノコスモス」へ出展参加。
東京証券取引所第二部へ上場。
上海実験儀器総廠(中国)と合弁会社設立、契約に調印。
1986年 東京証券取引所、大阪証券取引所第一部へ指定替え。
上海愛斯佩克環境儀器有限公司を操業。
1987年 環境試験技術センター、日本で初のIECQ独立試験所として認定。
環境試験の代行̶託験を開始。
中国・北京にて環境試験器メーカー初の環境試験機器単独展を開催。
1989年 第2回北京個展を開催。
ESPEC NEW・S ''''89 TOKYO 国内初の単独展示会を開催。
1990年 花と緑の博覧会に協賛。
福知山工場の第六工場を竣工。
1991年 宇都宮テクノコンプレックスの第一期工事を竣工。
1992年 代表取締役社長小山栄一が代表取締役会長に、専務取締役島崎清が代表取締役社長に就任。
1993年 国際規格ISO9001(JIS Z 9901)に基づく品質システムの審査登録を取得。
1995年 中国電子工業部五所広州模擬環境工程公司と合弁会社を設立、契約に調印。
1996年 広州愛斯佩克環境儀器有限公司を操業。
マレーシア駐在員事務所、業務を開始。
''''96北京・ESPECグループ環境試験設備展覧会を開催。
福知山工場 ISO14001の審査登録を取得。
1997年 宇都宮テクノコンプレックス ISO14001の審査登録を取得。
マレーシア駐在員事務所をESPEC(MALAYSIA)SDN. BHD. に現地法人化。
塔巴依愛斯佩克環境儀器(上海)有限公司(現:愛斯佩克環境儀器(上海)有限公司)を設立。
創業50周年記念事業を挙行。
2000年 上海愛斯佩克環境設備有限公司を設立。(上海愛斯佩克環境儀器有限公司の事業を継承)
東京本部を開設。
福知山工場の第七工場を竣工。
2001年 神戸テクノコンプレックス(現:神戸R&Dセンター)の第一期工事を竣工。
ESPEC KOREA CORP.を設立。
アグリ事業をビジネステーマとする株式会社ミック(現:エスペックミック株式会社)に事業参加。
環境試験技術センター(神戸試験所)がISO/IECガイド17025に基づくIECQ独立試験所に認定。
2002年 代表取締役社長島崎清が代表取締役に、常務取締役野路井達が代表取締役社長に就任。
エスペック株式会社に社名変更。
株式会社タバイエンジニアリングサービスをエスペックエンジニアリング株式会社に社名変更。
エスペック環境試験技術センター株式会社を設立。
2003年 グループ全体におけるISO14001認証の一括取得を達成。
福知山工場にエスペック歴史館P3(Pキュービック)を開設。
ドイツに欧州事務所を開設。
ESPEC NORTH AMERICAが新工場を竣工。
2004年 第13回地球環境大賞(日本工業新聞社賞)を受賞。
愛斯佩克測試科技(上海)有限公司を設立。
2005年 第3回日本環境経営大賞環境経営優秀賞を受賞。
第40回代行店会議を中国上海にて行う。初めて国内、海外代行店合同参加での開催。
2006年 株式会社アポロメックを100%出資のグループ会社とし、エスペックテクノ株式会社に社名変更する。
エスペック九州株式会社を設立。
ESPEC EUROPE GmbHを設立。
ESPEC KOREAが新工場を建設。
2007年 エスペック環境試験技術センター株式会社をエスペックテストセンター株式会社に社名変更。
福知山研修センターを竣工。
代表取締役進信義が代表取締役社長に就任。
2010年 エスペックエンジニアリング株式会社とエスペックテストセンター株式会社を吸収合併。
はやぶさプロジェクトサポートチームの一員として、宇宙開発担当大臣・文部科学大臣より感謝状を拝受。
2011年 代表取締役社長進信義が代表取締役に、常務取締役石田雅昭が代表取締役社長に就任。
2013年 プラチナスJシリーズが第33回(平成24年度)優秀省エネルギー機器「日本機械工業連合会会長賞」受賞。
エスペックテクノ株式会社をエスペックテストシステム株式会社に社名変更。
宇都宮試験所内に「エナジーデバイス環境試験所」を開設。
2014年 愛斯佩克試験儀器(広東)有限公司を操業。
eco検定アワード2013「エコユニット部門大賞」受賞。
経済産業省「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」に選定。
2015年 タイにESPEC ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.を設立。
上海愛斯佩克環境儀器有限公司を完全子会社化。
宇都宮試験所内に「バッテリー安全認証センター」を開設。
QUALMARK CORPORATION(米国)を連結子会社化。
2016年 ナガノサイエンス株式会社と医薬品の安定性試験におけるバリデーションサービスについて業務提携。
厚生労働省「くるみん」「えるぼし」「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証を取得。
2017年 創業70周年記念イベント「47・17・25」を開催。
2018年 ESPEC NORTH AMERICA,INC.がQUALMARK CORPORATIONを吸収合併。
ベトナムにESPEC ENGINEERING VIETNAM CO., LTDを設立。
2019年 大阪府「男女いきいきプラス」の認証を取得。
情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001を取得。
2020年 神戸R&Dセンターに技術開発棟を竣工。
経済産業省 2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選定。
2021年 エスペック九州株式会社をエスペックアシスト株式会社に社名変更。
エスペックサーマルテックシステム株式会社を設立。
2022年 代表取締役社長 石田雅昭が代表取締役会長に、取締役 上席執行役員 荒田知が代表取締役 執行役員社長に就任。
東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」へ移行。
創業75周年記念イベントを開催。
理念
エスペックの価値観
創業当時から脈々と伝わる大切な価値観をTHE ESPEC MINDとして体系的に取りまとめ、あらゆる意思決定や活動の指針として企業活動を行っています。
起点 公器として、より高い価値を交換すること
企業の存在理由
そもそも企業とは公器であり、人々や社会の期待に応えるために存在するものです。エスペックも同様、「より確かな生環境を提供すること」を社会的使命として存在しています。さらに、ステークホルダーとの価値交換をより良いものにしていくことが社会的装置としての価値を高め、人々の幸せ実現の一助となると当社は考えています。
使命 環境創造技術でより確かな生環境を提供
エスペックが追求すべき永遠のテーマ
エスペックは「環境創造技術」を核とする事業で、「より確かな生環境を提供する」ことを使命としています。生環境とは、すべての生き物が生きていくための環境、あるいは目的を持って作られた機器がその機能を十分発揮できる環境のことです。生環境という言葉は私たちが自らつくり出した言葉です。それはエスペックの事業が独創的であるからにほかなりません。
スタイル プログレッシブ
ミッションの実現に向けた企業姿勢
エスペックの企業活動のあるべき姿、それは「プログレッシブ(進取的)」です。かつて先達が「環境試験器」という言葉もない時代にそのニーズを察知し、事業のかなめとしたように、プログレッシブであることは当社が大切にしてきた企業姿勢であり、次代に受け継ぐ伝統でもあります。プログレッシブと共に、リライアブル(誠実な)、オープン(開放的な)、フェア(公正な)といった企業姿勢も大切にしています。
宣言 エスペックが社会に約束すること
良き社会の一員としての誓い
企業活動の範囲が拡大するなかで、順守すべきものや尊重すべきものが明確になってきました。それらは「遵法」「文化」「人権」「環境」「啓発」です。例えば、「遵法」という考え方において、私たちは法を犯さない範囲であれば何をやってもいいという訳ではありません。法の上に社会的な良識や人々の考えといったものがあり、当社はその領域で活動を行います。また、国や地域が異なれば倫理規範などの解釈に違いがみられることがしばしばあります。その場合はより社会性が高い活動を選択することとしています。
「文化」「人権」「環境」「啓発」においても同様に、これらの事柄を積極的に守り、育てる決意を「宣言」というかたちで社会に表明し、実践しています。
代表挨拶
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
当社は1947年に創業し、1961年日本で初めて環境試験器の開発に成功いたしました。以降、当社は環境試験の分野において日本のパイオニアとして業界をリードしてまいりました。また、早くから海外に目を向け事業を展開し、環境試験器の世界トップメーカーとして先端技術の発展とともに成長してまいりました。現在、グループ会社は国内外に計20社あり、海外売上高比率は50%近くにまで拡大しております。2014年、2020年には、経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」を連続受賞いたしました。
当社は、2022年度より、長期ビジョン「ESPEC Vision 2025」に向けた中期経営計画をスタートいたしました。創業の頃より大切にしているプログレッシブ(進取的)の精神のもと、「世界の先端技術にとって不可欠な存在」を目指し新たな挑戦を続けてまいります。また、「ESPEC Vision 2025」では、目指すべき将来像として「クリエイティビティとバイタリティにあふれる成長企業」を掲げております。多様な社員の異見が飛び交う自由闊達な企業文化を醸成し、不確実な中にこそチャンスを見出す力を養うことで持続的な成長を目指してまいります。
現在、社会は気候変動などのさまざまな課題に直面しています。これからも環境創造技術をかなめとした事業を通じて、社会課題の解決に貢献できるよう取り組んでまいります。
引き続きご支援のほどよろしくお願い申しあげます。
代表取締役会長
石田 雅昭
代表取締役 執行役員社長
荒田 知