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TrueR 盤取付型連続絶縁監視装置|電気を止めずにIorを連続監視|漏電による火災・感電リスクの早期把握に
工場の電気設備では、電線や機器の絶縁劣化、老朽化、誤配線などによって漏電が発生し、感電や火災、設備トラブルにつながるおそれがあります。
「TrueR Detector - TRO I」は、TrueR方式を用いて、絶縁異常に関係する抵抗成分漏れ電流(Ior)を監視する盤取付型の絶縁監視装置です。
設備を稼働させた状態でIorを継続的に監視し、設定値を超えた場合には警報を表示するとともに、警報情報を管理サーバーへ送信します。絶縁劣化の早期把握や設備保全に活用できます。
Nippon Denka Kogyosho (Thailand) Ltd.では、タイ国内向けにソブレイン(Sobrain)社製「TrueR Detector - TRO I」を取り扱っています。
また、TrueR方式を使用した計測器での漏電探査サービス(初回無料サービス)も実施しております。お気軽にご相談ください。
目次
- TrueR方式とは
- 電気を止めずに絶縁状態を監視
- 対応電路と主な設置箇所
- TrueR Detector - TRO Iの主な仕様
- 警報・データ監視
- よくある質問
- 本記事を理解するためのキーワード
■ TrueR方式とは
一般的な漏電遮断器や漏電リレーでは、漏れ電流全体であるIoを検出します。Ioには、静電容量によって生じるIocと、絶縁劣化などに関係するIorが含まれています。
項目 | 内容 |
Io | 電路全体の漏れ電流 |
Ioc | 配線や機器の対地静電容量によって生じる漏れ電流成分 |
Ior | 絶縁劣化などによって生じる抵抗成分漏れ電流 |
Iocは絶縁異常によるものではありませんが、一般的な漏電監視ではIorと区別せずに検出され-る場合があります。
TrueR方式は、計測した電流実効値からIorを算出し、絶縁異常に関係する漏れ電流を捉える技術です。絶縁異常ではない成分の影響を除くことで、異常箇所の特定や誤配線の診断、絶縁劣化の傾向把握に活用できます。
■ 電気を止めずに絶縁状態を監視
TrueR方式の大きな特長は、設備を稼働させた状態で絶縁状態を確認できることです。
一般的な絶縁抵抗計による測定では、設備を停止して点検する必要があります。そのため、実際に設備が稼働しているときに発生する絶縁劣化や、時間とともに変化する異常を継続的に確認することは困難です。
TrueR Detector - TRO Iでは、設備の稼働中もIorを継続して監視できます。定期点検だけでは捉えにくい絶縁状態の変化を把握し、異常の予兆確認や予防保全に活用できます。
特に、長時間連続して稼働する設備や、設備停止が生産に大きく影響する工場では、日常的な絶縁状態の監視に適しています。
■ 対応電路と主な設置箇所
TrueR Detector - TRO Iは、さまざまな電路方式に対応しています。
| 対応内容 |
単相 | 単相2線・単相3線 |
三相 | 三相デルタ・三相スター |
接地方式 | TT接地・TN接地 |
漏洩電流計測 | 2チャンネル |
工場の幹線をはじめ、メイン配電盤、分電盤、機械設備の制御盤などに設置し、Iorの監視に利用できます。
測定には電路に適したCTを使用します。CTは主幹の電流容量や盤内スペースなどに応じて選定します。
■ TrueR Detector - TRO Iの主な仕様
TrueR Detector - TRO Iの主な仕様は以下のとおりです。
| 仕様 |
製品型番 | TrueR Detector - TRO I |
外形寸法 | 幅156 × 高さ145 × 奥行61mm |
盤取付表示部 | 幅118 × 高さ106 × 奥行20mm |
測定チャンネル数 | 2チャンネル |
材質 | スチール |
消費電力 | 約12W |
電源 | AC220V±10% 50/60Hz、DC24V(1.5A) |
基準電圧入力 | AC90~600Vrms 50/60Hz |
警報設定範囲 | 10~2,000mA |
接点入力 | DC/AC 600V以下 |
接点出力 | NO、NC |
外部出力 | RS-485 |
動作温度 | -10℃~+50℃ |
設置方法 | DINレールまたはネジ止め |
CTは口径などの異なるバリエーションが用意されており、監視する電路に合わせて選定できます。
■ 警報・データ監視
TrueR Detector - TRO Iは、測定したIorが設定値以上になった場合に警報ランプを表示し、警報情報を管理サーバーへ送信します。警報設定値は10~2,000mAの範囲で設定でき、監視する設備や電路に合わせた運用が可能です。
また、接点出力に加えてRS-485出力を備えており、監視アプリケーションとの接続にも対応しています。継続的にIorの状態を確認することで、絶縁状態の変化や異常の兆候を設備保全に活用できます。
漏電は、絶縁劣化だけでなく、配線の誤りや設備の老朽化などによって発生する場合があります。定期点検だけでなく、設備稼働中の状態を継続的に確認することで、電気設備の安全管理につなげることができます。
TrueR Detector - TRO Iの導入や既設設備への設置についても、お気軽にご相談ください。
※詳細については、添付資料をダウンロードいただくか、ページ下のフォームよりお問い合わせください。
■ よくある質問
Q1. 電気を止めずに絶縁状態を監視できますか?
A1 : はい。TrueR方式では、設備を稼働させた状態でIorを測定できるため、電気を止めずに絶縁状態を継続的に監視できます。ただし、機器の設置工事については、既設設備や盤内の状況に応じて必要な安全措置を確認する必要があります。
Q2. 既設の配電盤や制御盤にも設置できますか?
A2 : 盤内の設置スペースや電路、CTの取付条件などを確認したうえで、既設のメイン配電盤、分電盤、制御盤などへの導入を検討できます。本体はDINレールまたはネジ止めによる設置に対応しています。
Q3. どのような電路方式に対応していますか?
A3 : 単相2線・単相3線、三相デルタ・三相スターに対応しています。また、TT接地、TN接地にも対応可能です。実際の設置にあたっては、既設電路の構成を確認したうえで適切な測定方法を選定します。
■ 本記事を理解するためのキーワード
- TrueR : 漏れ電流のうち、絶縁異常に関係する抵抗成分漏れ電流(Ior)を捉えるための測定技術です。
- Io : 電路から大地へ流れる漏れ電流全体を表します。IocやIorなどの成分を含みます。
- Ior : 絶縁劣化などによって生じる抵抗成分漏れ電流です。発熱や感電、火災などのリスクを把握するうえで重要な値です。
- Ioc : 配線や機器の対地静電容量によって生じる漏れ電流成分です。絶縁劣化によって発生するIorとは性質が異なります。
- CT : 電路を流れる電流を測定するための変流器です。監視する電路の電流容量や配線条件に合わせて選定します。
- 絶縁監視 : 電線や電気設備の絶縁状態を継続的に確認し、漏電や絶縁劣化などの異常を早期に把握するための監視です。
※詳細をご希望の方は、この記事に付属しているPDF資料をダウンロードしていただくか、ページ下のフォームよりお問合せください。
会社情報
1929年創業の技術商社「株式会社日本電化工業所」のタイ現地法人です。 電気機器・部材の供給から各種配電盤・制御盤の設計製作、現場施工、省エネ・電気安全提案までワンストップで対応いたします。 バンコク拠点での確実なサービス提供に加え、ベトナム現地法人「VINADENKA(ハノイ)」および新たに開設したホーチミン事務所との連携を深め、タイ進出企業様ならびにASEAN地域全体の製造現場の発展に貢献して ...
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