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熱間工具鋼(Hot Work Tool Steel)|高強度・耐熱性に優れた日本品質。ダイカスト金型・高温部品に最適
ダイカスト、熱間鍛造、金属成形など、高温環境下で使用される金型や機械部品では、「耐熱性」と「耐久性」 が製品品質と生産効率を左右します。しかし、現場では依然として「金型のひび割れ」「表面焼損」「早期摩耗」などの問題が発生しています。これらの多くは、繰り返される加熱・冷却による 熱疲労(Thermal Fatigue) が原因で、金型寿命を著しく短縮させる要因となっています。
業界が抱える主な課題
金属の溶融や成形時には、金型が 600℃以上 の高温に何度もさらされます。一般的な鋼材ではこの高温環境で組織が軟化し、強度を維持できません。その結果、組織の劣化・変形・クエンチング時のクラック などが発生します。
問題の根本原因
一般鋼では、モリブデン(Mo) や バナジウム(V) などの耐熱性を支える合金元素が十分に含まれていません。そのため、急激な温度変化(Thermal Shock)に耐えられず、使用中に割れや変形が起こりやすくなります。
Yamaichiのソリューション
Yamaichi Special Steel(Thailand) では、熱間工具鋼 SKD61 / SKD61 MODIFY を取り扱っております。両グレードは JIS G4404(日本工業規格) に準拠し、さらに高純度な ESR(Electro Slag Remelting)再溶解プロセス により製造されています。この技術により、微細で均一な組織 と 不純物の少ない高品質な鋼材 が実現。高温下でも優れた強度・靭性を維持し、熱衝撃(Thermal Shock) にも強く、一般鋼よりも金型寿命を大幅に延ばすことができます。
YAMAICHI 熱間工具鋼の特長
1. SKD61 — 熱間工具鋼のグローバルスタンダード
- 成分構成:クロム–モリブデン–バナジウム(Cr–Mo–V合金鋼)
- 焼入れ焼戻し後硬さ:HRC 48〜52
- 高温でも硬さ・靭性のバランスが良い
- 熱割れ(ヒートチェック)に強く、耐摩耗性にも優れる
- 鏡面研磨性(Polishability) に優れ、PVD/CVD等の表面処理にも対応
- 主な用途:ダイカスト金型、熱間鍛造型、コアピン、インサート、キャビティブロックなど
2. SKD61 MODIFY — 長寿命を実現する改良グレード
- 合金バランスを最適化し、靭性と耐熱性をさらに強化
- 高純度 ESRプロセス により、清浄度・均一性を向上
- 標準SKD61よりも 靭性が20〜30%向上
- 熱疲労割れ・熱処理後の残留応力を大幅に低減
- 高い研磨性とテクスチャ加工適性
- 冷却剤や潤滑剤に対しても優れた耐腐食性
- 主な用途:高圧ダイカスト金型(HPDC)、大型鍛造金型、連続高温部品など
Yamaichiの熱間工具鋼が選ばれる理由
- 日本品質の製造・品質管理体制
- ISO 9001:2015認証 に基づく品質保証
- ESR / VAR製鋼により高純度・高靭性を実現
- 優れた耐熱性・耐衝撃性を持ち、連続使用に最適
- Yamaichi Group 内の熱処理サービス(Heat Treatment Service)対応
- カット販売(Cut-to-Length) や 研磨仕上げ(Precision Grinding) にも対応
熱間工具鋼は、高強度・高耐熱性・長寿命 を兼ね備えた日本品質の熱間工具鋼です。 Yamaichi Special Steel(Thailand)は、長年にわたる金型業界の経験と技術力に基づき、お客様の生産効率向上と金型寿命の最適化をサポートします。
※ 詳細はPDFをダウンロードいただくか、お気軽にお問い合わせください。
用語集
- ESR(Electro Slag Remelting): 高純度化を目的とした再溶解プロセス
- Thermal Fatigue(熱疲労): 加熱・冷却の繰り返しによる金属の疲労現象
- Thermal Shock(熱衝撃): 急激な温度変化によって生じる応力割れ
- Nitriding(窒化処理): 表面硬化処理の一種
- PVD / CVD(物理・化学蒸着法): 表面硬度・耐熱性を高める薄膜コーティング技術
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