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【チタン加水分解を抑制】ポリカーボネートの物性と高白度を両立|表面処理チタン顔料による安定化技術

【チタン加水分解を抑制】ポリカーボネートの物性と高白度を両立|表面処理チタン顔料による安定化技術

レジノカラー工業株式会社では、日本国内およびアジア地域において、ポリカーボネート(以下、PC)の加水分解抑制と、高い白度・機械的物性の維持を両立する表面処理酸化チタン「White DCF-T-17007」及び表面処理酸化チタンのマスターバッチ「 White PC-TT3045-A」の開発・製造を行っています。

高温成形時に生じるPCの分子量低下や物性劣化、シルバーストリークなどの課題に対応します。

目次

  • ポリカーボネートの加水分解抑制と物性維持
  • 技術仕様および製品形態
  • 表面処理技術とシルバーストリークの抑制
  • ご相談・試作評価の流れ
  • よくあるご質問(FAQ)

■ ポリカーボネートの加水分解抑制と物性維持

酸化チタンをPC樹脂へ添加して高温で成形加工する際、酸化チタンの種類や表面状態によっては、PCの分子量低下や機械的物性の低下を招く場合があります。

「White DCF-T-17007」は、酸化チタン表面に独自の表面処理を施すことで、PCへの影響を抑えるよう設計した表面処理酸化チタンです。高温加工時におけるPCの分子量低下や加水分解を抑制し、物性の維持に貢献します。

加水分解を抑えることで、耐衝撃性や引張破断強度などの機械的物性を維持しながら、PC樹脂を高白度化することが可能です。

色相評価では、L*値98以上の高い白度と、低いb*値を実現しています。強度と外観品質の両立が求められる電気・電子部品や建材をはじめ、さまざまなPC成形品への活用に適しています。

■ 技術仕様および製品形態

「White DCF-T-17007」及び「White PC-TT3045-A」の代表特性

項目

White DCF-T-17007

White PC-TT3045-A

キャリア樹脂

無し

ポリカーボネート

酸化チタン含有量

約100%

White DCF-T-17007:50%

製品形態

粉末

ペレット

白度・色相評価

(代表値)

L* 98.28、a* -0.47、b* 1.85

(MINOLTA CM-3600Aにて測定)


推奨添加量

0.5~2.5%(要求する隠蔽性、反射率に応じて調整)

1~5%(要求する隠蔽性、反射率に応じて調整)

包装形態

15kg 箱

25kg紙袋


■ マスターバッチ形態のメリットとサポート体制

酸化チタンなどの粉末顔料を製造ラインへ直接投入する場合、粉塵の飛散や計量誤差、設備周辺の汚れなどが課題となることがあります。

「 White PC-TT3045-A」は、「White DCF-T-17007」を50%の高濃度でペレット化したマスターバッチです。粉末顔料と比較して取り扱いやすく、計量性や自動供給性の向上、製造現場の清浄化に貢献します。

日本国内での供給に加え、タイではグループ会社の SAKAI TRADING (THAILAND) CO.,LTD.を通じた流通・サポート体制を整えており、現地の成形加工メーカーへの供給にも対応しています。

■ 表面処理技術とシルバーストリークの抑制

PCの射出成形では、着色剤や添加剤に含まれる水分や揮発分が、成形品表面に銀色の筋が現れるシルバーストリークの一因となる場合があります。

「White DCF-T-17007」は、ルチル型酸化チタンに独自の表面処理を施すことで、水分吸着や加熱時のガス発生を抑えるよう設計されています。これにより、シルバーストリークなどの外観不良の低減に貢献します。

また、高度な分散技術により、樹脂中での顔料の凝集を抑え、色ムラやブツの発生を低減します。均一で滑らかな成形品外観が求められる用途にも対応可能です。

生産工場では、品質マネジメントシステム ISO 9001および環境マネジメントシステム ISO 14001の認証を取得しています。分光光度計による反射率や色相の測定、熱安定性評価などを行い、安定した品質管理に取り組んでいます。

■ ご相談・試作評価の流れ

1. お問い合わせ・仕様確認1. お問い合わせ・仕様確認
ご使用予定のPCのグレード、成形条件、求める白度や隠蔽性、機械的物性などの要求仕様を確認します。

2. 処方検討・グレード選定2. 処方検討・グレード選定
「White DCF-T-17007」及び「ホワイト PC-TT3045-A」の適用可否を確認し、必要に応じて要求仕様に合わせた処方を検討します。

3. サンプル提供・成形評価3. サンプル提供・成形評価
試作サンプルを提供し、実機での成形性や外観をご確認いただきます。必要に応じて、耐衝撃性、白度、シルバーストリークの発生状況などを評価します。

4. 仕様確定・量産供給4. 仕様確定・量産供給
評価結果をもとに製品仕様や品質管理基準を決定し、量産供給へ移行します。

「White DCF-T-17007」及び「ホワイトWhite PC-TT3045-A」や表面処理酸化チタンの詳細、試作については、資料ダウンロードまたはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

■ よくあるご質問(FAQ)

Q1 : なぜ酸化チタンの種類によってPCの物性に影響が出るのですか?
A1 : 酸化チタンの表面状態や処理方法によっては、高温・水分存在下でPCの分子量低下を促進する場合があります。その結果、耐衝撃性などの機械的物性が低下することがあります。

「White DCF-T-17007」及び「White PC-TT3045-A」は、酸化チタン表面に適切な処理を施すことで、こうした影響を抑えるよう設計しています。

Q2 : 「ホワイト PC-TT3045-A」は作業環境の改善にも役立ちますか?
A2 : はい。「White DCF-T-17007」を50%含有するペレット状のマスターバッチのため、粉末顔料を直接投入する場合と比較して粉塵の飛散を抑えやすく、計量性や自動供給性の向上にもつながります。

製造現場の清浄化や取り扱い性の改善を検討されている場合にも適しています。

Q3 : PC以外のエンジニアリングプラスチックにも使用できますか?
A3 :「White DCF-T-17007」は、PC樹脂以外の各種エンジニアリングプラスチックへの適用についても検討可能です。「ホワイト PC-TT3045-A」はキャリア樹脂にPC樹脂を使用しているためPC樹脂以外には使用できません。

ただし、樹脂の種類や成形温度、要求物性によって適性が異なるため、使用条件を確認したうえで適切な処方やグレードをご提案します。

「White DCF-T-17007」及び「White PC-TT3045-A」や表面処理酸化チタンの詳細、試作については、資料ダウンロードまたはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

※詳細をお知りになりたい方は資料をダウンロードされるか、下記のフォームよりお問合せください


会社情報

RESINO COLOR INDUSTRY CO., LTD.

主要三品目

着色剤 / 機能材

1928年の創立以来、レジノカラー工業株式会社は「一色一心」を信条に、着色剤事業で培った高度な分散技術を磨き続けてきました。 当社は、長年にわたり蓄積してきた配合・加工・制御技術を強みに、色彩の表現はもちろん、赤外線吸収・反射、抗菌・抗ウイルス性、導電性など、さまざまな機能を付与する分散体を提供しています。 塗料やインキをはじめとし、建材、自動車、電子材料、化粧品など、幅広い分野でお客様の製品づく ...

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