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【量産プレスで寸法精度が安定しない】図面だけでは決まらない金型条件とは

2026-08-07

【量産プレスで寸法精度が安定しない】図面だけでは決まらない金型条件とは

量産プレスでは、金型を図面どおりに製作しても、実際の製品形状や寸法が狙い値に収まらないことがあります。図面は金型製作の出発点ですが、製品を狙いの形状や寸法へ近づけるには、試作品を測定し、その結果を金型へ反映する工程が必要です。また、原因が明確でない場合は、図面だけでなく、実際の生産状況や現場で発生している問題も確認しなければなりません。

本記事では、図面どおりの金型でも製品精度が安定しない理由と、試作結果をもとに金型を調整する進め方について解説します。

目次

  • 図面どおりの金型でも製品が規定値に収まらない
  • 測定結果だけでは金型の調整方針を決められない
  • FUJILLOYの直販体制と現場起点の技術サポート
  • FAQ
  • 用語解説

■ 図面どおりの金型でも製品が規定値に収まらない

金型は、製造する製品の形状や寸法に合わせて設計・製作します。しかし、金型そのものが図面どおりに仕上がっていても、プレス加工後の製品が狙いの形状や寸法に収まるとは限りません。

これは、製品の仕上がりが金型の形状や寸法だけで決まるものではないためです。加工する材料の硬さや板厚に加え、プレス時の荷重、潤滑状態、加工速度など、さまざまな条件が成形結果に影響します。

そのため、金型の仕上がりを確認するだけでなく、実際に加工した製品を測定し、狙い値との差がどこに、どの程度生じているかを把握する必要があります。

■ 測定結果だけでは金型の調整方針を決められない

試作品を測定すれば、狙い値から外れている箇所や差異は確認できます。しかし、測定結果だけでは、その原因が金型にあるのか、材料やプレス条件にあるのかを判断できるとは限りません。

例えば、同じ寸法のずれでも、生産開始直後から発生しているのか、連続加工によって徐々に大きくなるのかによって、考えられる原因は異なります。材料ロットや使用するプレス機、段取り条件によって結果が変わる場合もあります。

調整方針を決めるには、測定値に加えて、次のような現場情報を確認することが重要です。

  • 寸法のずれが発生する工程やタイミング
  • 連続加工による寸法変化の有無
  • 材料ロットやプレス機による違い
  • 荷重、潤滑、加工速度などの条件
  • 金型の摩耗状態や過去の調整履歴
  • 段取り変更の前後で生じた変化

これらを照らし合わせることで、金型形状を修正すべきか、加工条件を見直すべきかを切り分けやすくなります。原因を十分に確認せず金型を修正すると、別の箇所にずれが生じたり、修正と再試作を繰り返したりする可能性があります。

そのため、量産時の寸法精度を安定させるには、図面や測定値だけで判断するのではなく、実際の生産状況を含めて調整方針を検討することが重要です。

■ FUJILLOYの直販体制と現場起点の技術サポート

こうした判断には、図面や測定結果に加えて、実際の生産状況を確認できる技術的なサポートが求められます。FUJILLOY (THAILAND) CO., LTD.では、商社を介さない直販体制を採用し、金型や製品に関する課題をお客様から直接伺っています。

金型図面や試作品の測定結果に加え、不具合が発生する工程、生産条件、これまでの調整履歴などを確認し、技術的な観点から課題を整理します。

必要に応じて技術担当者がお客様の工場を訪問し、実際の製品や生産状況を確認しながら、寸法のずれが生じる原因を切り分け、金型の調整方針を検討します。お客様から伺った情報を技術担当者が直接確認し、現場の加工結果を踏まえて対応を進められることが、直販体制の特長です。

図面どおりに金型を製作しても製品寸法が安定しない場合や、金型の調整・新規製作でお困りの際は、ぜひお問い合わせください。

■ FAQ

Q1:図面どおりに製作した金型でも、製品が規定値に収まらないのはなぜですか。
A1 : 実際のプレス加工では、材料の特性や加工条件、荷重などの影響を受けるためです。そのため、試作品を測定し、結果に応じて金型の細部を調整する必要があります。

Q2:問題の原因が分からない場合、どのような情報が必要ですか。
A2 : 金型図面、狙いとする製品形状・寸法、試作品の測定結果、規定値から外れている箇所、現場で発生している問題などを確認します。

Q3:図面や試作品がそろっていなくても相談できますか。
A3 : はい。情報が十分にそろっていない場合も、現在把握している症状や製品の状態から相談できます。確認できる情報を整理しながら、次に必要な測定や試作を検討します。

■ 用語解説

  • プレス金型
    プレス機を使って、材料を目的の形状に成形するための工具。
  • 直販体制
    メーカーがお客様から直接相談を受け、販売や技術対応を行う体制。
  • 生産技術
    製品や生産現場の情報をもとに、技術的な検討や金型の調整方法を提案する担当部門。

※詳しい情報をご希望の方は、添付資料をダウンロードするか、下記フォームよりお問い合わせください。


会社情報

FUJILLOY (THAILAND) CO., LTD.

産業分類

家電 / 電子部品 / 輸送機器

主要三品目

自動車部品用ツール / 電子機器 / 特殊部品用ツール素材

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