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技術・サービス
空芯コイルの高密度整列巻き(レイヤー巻き)|自社製巻線機による8,000ターンの精密積層
株式会社プロネック |PRONEC CO., LTD.は、タイ国内にて空芯コイル向けの高密度整列巻の受託製造を行っております。線径Φ0.08mmの極細線を使用し、巻幅20.5mmにおいて8,000ターンの精密な積層を実証する技術テストに成功しました。試作段階からの技術相談にも対応いたします。
目次
- プロネック (PRONEC)による3,000 rpmの高速・8,000ターン精密積層
- 対応可能な仕様・スペック範囲
- 制御技術と技術的ノウハウ
- 試作およびテスト
- よくあるご質問
プロネック (PRONEC)による3,000 rpmの高速・8,000ターン精密積層
円筒形の空芯コイルの製造において、限られたスペースで巻数を最大化するには、層間の隙間を最小限に抑える整列巻が不可欠です。しかし、巻数が増えるほど、下層のわずかなズレが上層に拡大し、コイルの形状が崩れるリスクが高まります。プロネック では、自社開発の巻線機の性能限界に挑むテストプロジェクトを実施し、巻幅 20.5 mmの円筒形コイルにおいて8,000ターンの高密度積層に成功しました。尚、このテストは量産を想定し、最大3,000 rpmの高速回転という実際の稼働条件下で行われました。
高速稼働時でもトラバースの動きと回転を完全に同期させる制御技術により、極細線が重なり合ったり隙間ができたりすることなく、円筒状に美しく整列します。これにより、コイルが設計通りの磁気特性を満たすことが保証されるため、アクチュエータやセンサーといったデバイスの小型化が可能となります。
空芯コイル向け整列巻の対応可能範囲
線径: Φ0.08 mm
内径:Φ2 mm
厚さ / 巻幅: 20.5 mm
巻数: 8,000 ターン
形状: 円筒形空芯コイル
備考: 自社開発の巻線機による最大限界テストに合格
高精度な巻線を支える自社開発巻線機の制御技術
高密度な整列巻には、一般的な巻線機ではカバーできない繊細なパラメータ制御が必要です。同社では、それぞれの加工条件に最適な機械構造を構築するため、社内で巻線機の開発および改良を行っております。
ワイヤーロットごとのばらつきを克服する技術的ノウハウ
整列巻の精度は機械の性能だけで決まるものではありません。絶縁層の厚みや線材表面の滑り具合のロットごとのわずかな違いが、数千ターンの積層を経て大きな累積誤差となります。タイの工場では、使用する線材の表面状態を事前に必ず確認し、ロットのばらつきに対応するため、毎回トラバースのピッチを微調整しています。
さらに、巻線速度に合わせてヒーター温度を最適化し、環境変化に影響されない安定した巻線プロセスを構築する社内ノウハウも蓄積しています。この工程管理により、量産時においても外径寸法のばらつきを抑えることができます。結果として、後工程の組み立てに与える影響を効果的に防げるため、歩留まりの改善にも寄与します。
試作のご相談と技術テストについて
「図面通りの巻数で、本当に整列状態を維持できるかわからない」といった段階からのご相談も歓迎いたします。プロネック では、自社開発機を用いた独立した技術テスト体制を整えており、難易度の高い空芯コイルの試作にも対応しています。
タイの現地チームは、日本品質の管理基準に従って試作とテストを実施し、その結果から量産化に向けた製造方法を迅速に提案します。日本語で技術的なコミュニケーションが可能なスタッフが在籍しており、仕様のすり合わせから実際の量産ライン立ち上げまでをサポートする体制を整えています。
よくあるご質問
Q. 他社で「巻き崩れが起きる」と断られた特殊仕様の試作相談は可能ですか?
A. もちろん可能です。8,000ターンの実証テストの成功実績をベースに、自社開発巻線機のトラバース、回転速度、テンションなどのパラメータをお客様の仕様に合わせて調整し、限界仕様の課題に対応します。
Q. 高密度整列巻における寸法精度の安定性を保つことはできますか?
A. 可能です。自動寸法測定ソフトウェア「QC Pro」を用いたデータ管理に加え、ワイヤーのロットに合わせた緻密なチューニングとサーボシステムによる精密なテンション管理により、多層積層においても安定した寸法を保証します。
Q:作業基準について教えてください。
A:当社では、日本水準の品質管理基準に基づき、各工程を管理しています。生産開始前には、技術スタッフがご要望や課題を確認し、最適な方法をご提案いたします。
※詳細については、添付資料をダウンロードしていただくか、以下のフォームよりお問い合わせください。
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