Hot Work BGH Tough One
BGH Tough Oneは、現代の高度な工具製造の要求に応える熱間工具鋼であり、従来の1.2343(H11)では不足しがちだった靭性や高温特性を、最適化された化学組成と革新的な製造プロセスで実現し、ESU材の使用を不要にすることが多い。代表分析値はC 0.35、Si 0.15、Cr 5.00、Mo 1.90、V 0.55で、特に低Si、高Mo・Vが特徴。これにより、45HRCでの衝撃靭性は360J以上と1.2343を大幅に上回り、焼戻し硬度も高温で安定している。熱処理は軟化焼鈍820-880℃、オーステナイト化1010-1050℃、窒素・油・ポリマー焼入れが推奨され、標準的な熱処理パラメータで所望の特性が得られるよう設計されている。用途は押出ダイ、鍛造ダイ、ダイカスト、プラスチック金型など多岐にわたり、軟化焼鈍済み(最大229HB)で供給される。