【段付き穴の位置精度が出ない】掴み替えが精度を崩す仕組みと対策
段付き穴では、それぞれの穴径が図面どおりに仕上がっていても、段ごとの位置関係がずれると要求精度を満たせません。こうした位置ずれを考えるうえで重要なのは、工程数そのものではなく、加工途中でワークを掴み替え、加工基準を取り直しているかどうかです。同一チャッキング内であれば、複数の工具を使用しても同じ基準位置を維持したまま加工できます。そのため、位置精度が安定しないときは、完成後の穴径だけを見るのではなく、各段をどの基準から加工しているか、途中でワークの保持状態が変わっていないかまで確認する必要があります。本記事では、段付き穴の位置精度が安定しない原因を工程数と掴み替えの違いから整理し、同一チャッキ ...